関東からお二人の方が京都に来られる機会に、
ワークショップを希望して下さったので、
伏見の実家で、もじいん教室を開きました。
6/21(日)10:00〜
モリタハウス? はい、旧姓森田なのでね
さてさて、
今回は、いつもの二冊の篆刻用字典に加えて、
白川静さんの常用字解(平凡社)も参考に
文字のなりたち、意味、歴史を知るのも楽しいよ
朝美さんは、「朝」、調べてみると
草の間に日(太陽)が出ているが、残月がなおかかる形で
朝明けの時をいう。
日の上下の「十」が、草を表すと知って、感心した彼女は
甲骨文字の形を彫ることに
コツコツ、カリカリ、
枠なしのハンコ、生まれたての漢字らしく
めざしたイメージどおりにしあがりました。
そして、純ちゃんは「純」
屯は、純のもとの字で、純は織り物の糸のとどまるところ、
縁飾りをいうんだって。なるほど、屯のもとの形は、糸を
むすびとめた形をしてる。知らなかったなぁ。
いとへんは、まるっこく、つくりの屯は昔の金文の文字を参考に、
枠線は、文字に合わせて縁をまるく
バランスよくカワイクできました。
文字を彫る前に、練習がてら彫ってもらったのは顔のハンコ
こんな小さなカオでもその人らしさが出るんだね。
どちらも、文字にお似合いのイメージになりました。
選んで頂いた石は、凍緑石15ミリ
顔のハンコは同じく凍緑石8ミリでした。
私は勝手に、こんにゃく石と呼んでいますが、
こんにゃくほどやわらかくはありません。
でも、ねばりがあって、失敗が少なくてすむのです。
篆刻のバリバリ刻す面白みには欠けるのですが…
はじめて篆刻体験する人には、どの石がいいのか?
巴林石、凍緑石、青田石、それとも…
まだ迷いながら、いくつか用意した中から選んでもらってます。
朝美さんは、
お名紋デザイナー
名前から、文字から、発想するものづくり、「文字を贈る」
もじいんと相通じるものがあります。
贈り物ブログ
PRESENTsssをみつけた時から
好みのネタがいっぱいで、いろんな刺激をもらい、
お名紋が始まって、さらに親近感がわき、いつか会いたいなと思ってた。
メールだけでなく手紙も楽しみで、交流の中から、
何か生まれてくるんじゃないか? それがまた楽しみです。
遠いところから、ありがとう。